夜中に突然の電話
「船が横倒しになって、転覆するかもしれない」
津波注意報が発令されていることも知らずに寝ていたので、何がなんだかわからない。
兎に角船まで来てみた。
船を係留するための錨が津波で流され、ロープがゆるみ、船が岸に近づいて、いろんなところに船がぶつかっていた。
朝7時に集合して作業をする事になった。
帰る気持ちにはならなかったので、近くの展望所の駐車場で仮眠をした。
明るくなって、改めて確認をした。
船には大きな外傷は確認できないが、ハシゴがゆがんでいた。
津波の第一波から、ここで見ていた人の話では、川が一気に引いて、船が川底に着いてしまい、この辺の船がみんな横倒しになっていたということだった。
よく見ると、隣の船の船首に穴が開いている。
ハシゴの手すりの一番下に船首が潜り、津波で水深が急に高くなってどうしようもなかったらいし。
いろんな所からバキバキと音がしていたそうだ。
津波は何度も繰り返し、錨を打ち直す作業が出来るか心配していたが、津波の合間を見ながら何とか終了した。
8隻分の錨を持ち上げては落としの繰り返しで、とても疲れた😵
津波は恐ろしい。
他県では、転覆しているとの報道があった。
ここは、おそらく60~70㎝の津波と思われるが、こんなになることがわかった。
船底がどうなっているかは、上げてみないとわからない。
ハシゴの修理も必要だ。
しばらくは釣りに行けないなあ😢